校長挨拶

本校のWebページをご覧いただき、ありがとうございます。


 日頃から本校の教育活動につきまして、保護者、同窓会、地域の皆様をはじめとする関係の皆様にご支援をいただいておりますことに、感謝申し上げます。

 本校が位置する厚岸町は人口約9,000人の漁業・農業を基幹産業とする町です。高校は厚岸町の湾月で、厚岸湾から厚岸湖への入り口付近にあります。

  本校は釧路管内ならび厚岸町の期待と地域の特色を活かした教育活動を展開するため、道立高校である北海道厚岸潮見高等学校と北海道厚岸水産高等学校が、平成21年度入学生から統合し、普通科と海洋資源科を有する学校としてスタートをしました。
 本校の学科の構成は普通科1クラス、海洋資源科(生産コース、調理コース)1クラスとなっています。

  本校では、1年次のクラス分けは学科ごとに分けたクラス編成をせず、ミックスホームルームの形態をとっています。2年次からは進路に合わせた選択授業をはじめ、学力に応じた授業を展開し、生徒それぞれの進路実現に向けた学習環境を整えています。

  普通科では進路希望に応じて教科、科目の選択授業や各種資格取得に結びついた教育課程の基、学習しています。

  海洋資源科の生産コースは漁業生産を主とした資源管理漁業や水産食品加工、水産関連設備等に関して幅広く学びます。また、調理コースは道東で唯一の調理師養成施設が設置されている高校として食品衛生や栄養学、調理等に関わる基礎的・基本的な知識と技術を学び、卒業後は船舶調理師や観光、食品関連産業での活躍が期待されています。

  令和4年度から、地域の「未来の創り手」として、本校生徒を育てたいという願いをいだき、文部科学省「マイスター・ハイスクール事業(次世代地域産業人材育成刷新事業)」の取組を始め、今年度は事業の3年目のまとめを行う最終年度を迎えます。今年度も地域のご協力、ご支援の基、地域と連携し、教職員が研鑽を重ね、事業を推進してまいります。

   本校では、厚岸町の豊かな自然環境や地域の資源の基、生徒一人一人が活き活きと輝けるよう、また生徒の自己実現に結びつながるよう、教職員一同、使命を自覚し、心をひとつにして、努力を重ねて参りますので、今後ともご支援とご協力をお願い申し上げます。

 

                                                      令和6年4月1日                    

                                                      北海道厚岸翔洋高等学校長 山 本 十 三